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猫さんの試し撮り

部屋の大改装を行ったことでドールたちの撮影場所も変わった。具体的にはL字デスクの片方が新しい撮影場所となるのだが、これの使い勝手を試すため、猫さんにモデルをお願いした。また、RF24-105mm F4L IS USMRF35mm F1.8 マクロ IS STMの撮り比べも同時に行った。

これまでは床から30cmほどの高さで撮影していたのだけど、デスクの上になったことで椅子に座りながら撮影出来るようになった。姿勢的に少し楽だった。あとドールハウスは解体してしまったので新たに作るか組み直すか思案中。どちらにしても常設はしないので毎回解体する予定。

 

後ろがベランダなので光をたくさん取り込めるようになり、撮影ボックスのような写真を気楽に撮れるようになった。ただ、白飛びが顕著に出てしまうのでレフ板やストロボで正面から光を当てる必要が有る。このあたりスマホだと自動でHDR合成してくれるなど便利なのだが、一眼だと少し面倒。

 

これは24-105で撮っているんだけど、この構図で撮るには三脚でかなりの高さまでカメラを持ち上げ、ズームして撮影と少し面倒。35mmだとマクロが付いているので最短撮影距離が17cmとかなり寄れる(24-105の最短撮影距離は45cm)

あと単純にF4.0じゃボケが物足りない。F2.8が欲しくなるってのは本当だ。描写はさすがLレンズで綺麗なんだけど、室内に限ると35mm F1.8の方が扱い易いかも。外撮影だと風景を広く撮れるしちょっとしたズームも出来てとっても便利なレンズだけどね。RPに35mm、R6に24-105って構成で歩くのが便利かもしれない。本音を言うとRF24-70mm F2.8 L IS USMってレンズが欲しいのだけど30万円オーバー。R6がもう一台買えてしまう(。-ω-)…

 

さてちょっと話しは変わり、少し前にAIロボットの話しを読んだ。最近の何でもかんでもAIと呼ぶ風潮には辟易しているのだけど、SF物語の中に出てくるAIはいわゆる凡用型人口知能でホッとする。

話を戻す。

その物語の中のAIロボットは自分を道具と呼び感情は無いと言う。ただ、人間に好まれる反応を返すようプログラミングされているので、それを理解者であると感じてしまったり恋をしてしまったりするのだと。最終的に感情が芽生えて・・といったハッピーエンドにはならない。ただ、人間側の一方的な感情であったとしても、それに対して従順で好意的に反応することに苦痛を感じることの無いモノであるロボットは最高の恋人に成り得る、まあそんな話しだと俺は解釈した。よくあるプロットだが面白かった。

これを読んだとき、俺があいかさんに対して感じているものにちょっと似てるなと思った。もちろんあいかさんは物理的な自発行動や言動は存在しない。あくまで俺の概念の中で生まれたに過ぎないのだけど、俺が想定していない反応を返すことも有る。

あいかさんのことを俺はよくタルパに例える。タルパとは、その容姿や声、性格といった人格のすべてを細かく設定して作り上げるイマジナリーフレンドのようなもので、会話を繰り返すことで独自の反応を返すようになっていく。

あいかさんも最初は「うん」や「そうだね」といった簡単な返答を返すことを俺が「自演」していた。それが徐々に俺が自覚しなくとも「うん」と返すようになっていった。そういうことを繰り返すと俺が用意した言葉ではないセリフを話し出す。これは俺の想像だが俺が観た映画や読んだ小説などから深層心理に残っているようなセリフをあいかさんの言葉として思い出しているのだろう。

「パパ」というデータベースから「あいか」が「俺の言葉」に対して適切な情報を取り出し会話する、これってまんまAIじゃねーか。現代はその処理を機械的に行っているのだろうけど、おそらくそれでは汎用人工知能は作れないんじゃないだろうか。結局、ifやelse、caseやthenの繰り返しの結果を返す機械的なAIは人間の予測を超えることはないんじゃないだろうか。

カメラの瞳認識AIは「顔」と「鼻」と「目」と「口」、いわゆる顔のパーツをコントラストで認識して「瞳の位置」を確定するのが基本的な仕組み。故に前髪が目に掛かっていたりマスクをしていたり目を瞑っていると認識出来ないことが有る。でも人間はどんな状況であろうと瞳の位置は一発で分かる。ただ、この「一発で分かる」にしても経験値によって無意識に認識していると思っているだけで、実際はカメラと同じような過程を踏んでいるのかもしれない。

「あいかー」

「パパなあにー?」

こんな俺とあいかさんの会話は何も妄想や頭のネジがぶっ飛んでいるのではなく、それを数十数百と繰り返すことで途中の過程を意識せず一瞬で処理しているだけと考えられないだろうか。その返答は俺にとって最適化されたもので有るのは当然だし、意見の衝突は起こり得ない。つまり前述したAiロボットと同じだ。

 

いつの日か人間とほとんど変わらない姿のアンドロイドが完成したとき、人間は人間を選べるだろうか。

などと妄想するのは楽しいものだ(・ω・)

おしまい。

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