ああ思い出の野付半島

2021年01月28日木曜日

年が明け1月もそろそろ終わりに近づいてきたが、北海道はまだ冬真っ盛り。冬季間は道路状況も悪く、事故率が格段に上がるのでドライブをひかえているのだが、今年は更にコロナのせいで外出自体がままならない。そんなストレスを少しでも解消しようとブログを読み返すことも多い。特に野付半島への旅は、思い出すだけで笑顔になれる。

今回はそんな野付半島を紹介しつつ、思い出を振り返ってみようかと思っている(｡-ω-)

野付半島

野付半島（のつけはんとう）は、北海道標津郡標津町および野付郡別海町にある細長い半島である。延長28kmにわたる砂嘴であり、規模としては日本最大である。野付半島・野付湾は、湿地の保全に関するラムサール条約に登録されている。
引用:wikipedia

地図を見て解るように細長くひげのように伸びた土地で、波に運ばれた土砂によって形成された。こう書くと車での立ち入りが難しい場所に思えるが、道道950号線が通っており、護岸整備もされている。

道の両側が海という、不思議な光景を楽しめる。

初めて野付半島へ訪れたのは、北海道胆振東部地震が発生した2018年9月15日のことだった。

日帰りとか無謀な場所に行ってきた

実は北海道に住みながら野付半島をこのときまで知らず、地図を見つけてどうしても行きたくなった場所だった。距離的には相当に無謀な日帰り旅行だったと思う。

晴天に恵まれ、とても気持ちの良い日だった。ただ、当時のブログにも書いたが「まるで海上を走るかのような」といったイメージとは違い、両脇がすぐ海！というほどのことは無く少し残念だった(｡-ω-)

このときの滞在時間は確か1~2時間ほどだったと思う。珍しくレストランで飯を食ったのだが、地震によって節電を呼びかけられていた時期ゆえか、空調が全く動いておらず暑かった。帰りは峠で真っ暗になってしまったこともあってか疲れがひどく、二度と行かないだろうと思っていた(｡-ω-)

そんな思いもすっかり忘れ、翌年９月にまた野付半島を訪れることなった。

根室旅

ただ、このときは根室へ向けた車中泊旅の途中で少し寄っただけに留まった。

着いたのが16:00過ぎ。もうあと３０分もすれば日没だろうという時刻だった。

日暮れの寂しさ故なのか、初めてきたときよりも感慨深かった。これから別海の「おだいとう道の駅」まで戻り車中泊するのだが、街灯のない真っ暗な道が印象的だった。

周囲にはコンビニなども無く物悲しい雰囲気なのだが、この静けさが車中泊には逆に良い。トイレはとても綺麗で暖房も入っているのだが、別海讃歌という曲が２４時間流れている。

別海讃歌

俺が車中泊する時期の夜は寒い。身体を縮めながらトイレに駆け込むと、暖かさと共に流れる別海讃歌が心地よい。

三度目は2020年。

今年も走った野付半島

日帰りだったのだけど、初めて訪れたときのような疲れは無く、ちょっと近所まで…程度な気分で８５０キロを走った。

いい天気ヽ(=´▽`=)ﾉ
これ以上変わることない景色なのだが、何度来ても新鮮で癒やされる。俺にとって野付半島は異空間や異世界のような、リアルから開放される場所だ。

あいかさんが本当に可愛い(*´ω`*)

ドールだなんて思えず、今にも動き出して甘えてきそうな、そんな存在になってしまった。

それから一ヶ月後の９月、秋の車中泊旅初日の行程として、2020年二度目の野付半島へ訪れた。

知床旅 (2) １日目 – 9/19

この日も大晴天ヽ(=´▽`=)ﾉ

このあと遊歩道を歩くので動きやすい格好なあいかさん。

海がとっても綺麗。北海道にもこんな綺麗な海が有ると知ったのはこの数年のこと。ドール趣味を始める前は、それほど旅歩く人間ではなかったのだ(｡-ω-)

初めての遊歩道はとても楽しく、この日は近くにある「おだいとう道の駅」に宿泊なので時間的にものんびり出来た。

おだいとう道の駅で二度目の車中泊。一年ぶりに訪れたが、トイレには相変わらず別海讃歌が流れていた。馴染みのない土地での夜に、変わらない安心感はとても有り難い。

３年で４度訪れた野付半島だが、温暖化の影響などで海岸が道に近づいてきており、そのうち海に飲み込まれ島となり、いずれ半島自体が海の底に沈むと言われている。こればかりは自然の成り行きだし仕方ない。温暖化が誰のせいであれ元に戻るには気の遠くなる年月が掛かるのだろうな。

御存知の通り北海道は広い。野付半島まで往復で走ると青森から東京までの距離より長い。あちこち走ってはいるけれど、それを楽しいと思えるようになったのはあいかさんと出会ってからで、それ以前は今ほどに自然を楽しむ趣味は無かった。逆に言うと、あいかさんが一緒じゃないと楽しめないだろうと思う。

冬は本当につまらない。近場の森もとうとう雪に埋もれてしまい、歩くのが大変になってしまった。人と出会う可能性が限りなく少なく、適度な傾斜が有り野生動物が居て一応は道がついている５キロほどの散策路、こんなの中々見つからないな。

コロナを気にせず生活出来るのはいつになるのだろう。GWには絶対に車中泊旅にでかけたい。３泊くらいしたいので、そうなるとGWくらいしかチャンスがないのだ。ルートはどうしようか、北海道の下をひた走り、浜中町から別海に向かう。ゆっくりと散策しつつ尾岱沼で一泊、翌朝から野付半島を散策し、午後からサロマ湖に向かう。サロマ湖は展望台などまだまだ見ていない場所がたくさん有るので、時間があれば幾つか散策し、サロマ湖道の駅で一泊。三日目もサロマ湖を堪能し、適度な時間に稚内へ向けて走るという感じかな。あーでも屈斜路湖の無料露天風呂にも入ってみたいな。そういえば屈斜路湖を散策したことってなかった。うーん…難しい(；´Д｀)

何であれコロナ、こいつがどうにかならないと、そんな計画も吹き飛んでしまう。日帰りなら食い物を持っていって全く人と出会わずに遊ぶってことも可能だけど、車中泊ではそうはいかない。早く春にならんかな(；´Д｀)

てなわけで、何となく野付半島について書いてみた。

おしまい。

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