ハンドメイドのハナシ
Twitterにちらっと書いた件をもう少し詳細に。
ハンドメイドブームかつ、作品を気軽にSNSに投稿出来るこの時代、誰しもが作家になれるチャンスが有るのだけど、それとクオリティは全く別の話で、上手い人は相応の努力をしている筈。もし最初から上手い人が居たとしたら、それはもう天性の才能だろう。そういう俺も上に羅列した革製品には少し自信が有り、1/6という小さな世界へどれだけの情報量を詰め込めるか考えるのがとても楽しい。
10円玉が有るのでサイズ感が判ると思う。ゴーグルよりも木箱を見て欲しい。これは実際に木で作ってるのだけど、古ぼけた感じや釘の表現など、かなり良いと自負してる。もちろんゴーグルもアクリル板を嵌めて有るし、このサイズの手製としてはクオリティが高いと思ってる。ただ、これにも粗が見えたり、次は!という改善点も多数有る。一例を挙げると、ゴーグル各パーツにステッチが無いので、貼り付けた感がする点。サイズ的に厳しくは有るけども、そこを追求したい。粗は毛羽立ちかな。軽く焼いてオイルで仕上げる等すれば良かったのだけど、早く仕上げたくて手抜きしてしまった。
これも同様に、角にはステッチがあった方がリアルだし、バンドのステッチも汚い。これはあえて菱ギリを使って麻ひもで縫ったが故なのだけど、サンダーとバーナーが有れば製品として存在する最小の菱ギリより小さいものをハンドメイド出来なくはない。鉄工所からハイテンション鋼の切り屑でも貰ってくればいいし。
つまるとこ、ハンドメイドが上達するコツは自分の作品の粗を探し、自分にツッコミを入れることが出来るかどうかだと思うんだ。バックや靴なんてアップで見せることが少ないからと手抜きをしたり、粗から目を背けたり。実際そこまで見えないしね。でも、そこに拘れるかどうかがハンドメイドの真髄だと思ってる。
作って満足するのではなく、自分に嘘をついていないか、本当に納得したのか、もっと詰めることが出来るのではないかと、疑って掛かることはとても大切なこと。それでも納得出来たなら一晩二晩置いてからもう一度眺めて見る。そして更に半年後に見て、良いと思えたならハードルを一つ越えたのだと思う。あと、これはTwitterに書かなかったけど、1年経っても良いと思えたなら、それが自分の限界なんじゃないかなと思うんだ。それ以上のものを作るには、もっと広くたくさんのものを見なきゃ駄目なんだろう。
もちろん俺は素人だし、それで食ってるような人たちの作品から比べると子供だまし。偉そうにハンドメイド論を語れる程の技術も地位も無いのだけど、俺の作品を見てハンドメイドを始めるキッカケになればいいなと思う。楽しいしね(・ω・)b
おしまい。
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