MDDヘッドのカスタム記録１～口元の肉盛り

2023年02月09日木曜日

いつかやろうやろうと思って数年が経過してしまったMDDヘッドみゆちゃんの再カスタムだが、やっと重い腰を上げた。

先ずはみゆちゃんについて。

お迎えは2016年の2月。当時は色々なことがまだ新鮮な時期で様々なドールに興味を持っていた。その中でもMDDはサイズ的にも可愛さ的にも際立っていたが、当時は今ほどカスタマーが乱立しておらず、俺が落札出来るような数字ではなかった。そんなおり、「ねこぱんち」さんというカスタマーさんが現れた。くりくりっとした大きな目が特徴的で一目惚れし入札。大変失礼だがさほど高騰せず落札できた。確か3.5万くらいだったかと思う。

当時はそりゃ嬉しかったものだが、ドールについて色々と知っていくうちに造形への不満が出てきた。何度か自分で修正はしているんだけど、根本的な不満を解消するには肉盛りが必要なため、中々踏ん切りがつかないでいた。それから数年、マイペンアルファというソフビの肉盛りで使われている電熱ペンが有ることを知り、これなら塗装の手間が無いし良いんじゃないか？と購入、再カスタムとなった。

では本題。

ちなみにだが、肉盛りにしても削りにしてもメイクにしても全て初めてだ。練習するヘッドも無いので一発勝負でいく(ΦωΦ)

アイラインは俺がパステルで多少修正した箇所が剥げているだけで元の塗装はさほど劣化していないのだが、今回はメイクも俺がやり直すので落とす。造形的には口元～鼻にかけてを全体的に肉盛りして削り直す。

造形の不満点だが、これはカスタマーさんが悪いというよりDDH-01定番の削り方なようで、口造形を落とすように削ると三角形の平らな部分が出来てしまう。当然だが斜めから光が当たると三角形の影が出来てしまう。DDミクさんやあいかさんは正中線に向かって山形になっているので、こういう影は出来ない。

その後調べているとDDH-27等の口モールドが無いヘッドを見つけた。今カスタムするならこっちなんだろうな。

元々の口はドリルで穴を空けた○だった。ガタガタで購入当時のブログを読んでも不満だったようだ。その後、頬から口にかけてドリルで開けた穴が消えるくらいに削ってはみたが・・・まぁね(；´Д｀)

今回、口を作るか描くかは決めていないが、ここへ肉盛りをして理想のカタチを作っていく。

とりあえず手持ちのガイア・ブラシマスターでメイクを落とした。まぁ普通に落ちた。

アイホール部分の仕上げが甘く、削り跡に塗料が残ってしまった。

百均のリューターで丁寧に削って消した。ネイルコーナーに売っていたものでパワーが弱く、ソフビ相手にちょうど良い。ちなみに電動の結構高いリューターも持ってはいるが、あまり強いパワーで削ると溶けてしまうので少し削る程度なら百均ので十分。

ソフビ盛り用のネタをヘッドの縁から採取。

そして登場のマイペンアルファ！1万↑と結構お高い道具。活躍を期待！

んー・・・事前に不要なピュアニーモボディで練習はしたんだが、考えていたよりも気泡が入ったりして上手くいかない。このあと削ってみたが、いかにも盛った感が拭えない。やはり口元や目元など、ちょっとした箇所にしか使えないのかもしれない。何度か盛直すも、気泡や上手く溶着していない箇所の手直しに時間が掛かり過ぎる。

やめよう(｡-ω-)

お高い道具のマイペンアルファがゴミになった瞬間だった。

いや、盛った部分を剥がす道具としては優秀だった。

結局エポキシパテで盛って塗装することにした。

まあ簡単だよね(；´Д｀)

紙やすりで形を整えサフ吹き。まだ表面がザラザラなので更に紙やすりを掛けて仕上げていく。

サフ二回目。ポツポツを穴が開いてるのはサフを弾いてるところかな。表面はずいぶんと綺麗になったが、更に紙やすりの番手を上げて削ってく。平だった口が正面に向かって角度が付いているのが解ると思う。最終的にこれを削って口造形を作るか描くかその時に決める。気持ち的には造形したいが、初めてで出来るかどうか不安は拭えない(｡-ω-)