オビツ22とオビツ24の肘関節の話し
オビツ22の正式版が5/31に発売され、オビツショップで当日売り切れとなったようだ。俺がもし買うならハンドパーツも一緒に買いたいので控えた。オビツさん送料高いしね(・ω・)
ってことでプレビュー版では有るけど、オビツ22の最大の売りであるヒジ関節について少し書いてみたいと思う。なお写真のボディは服を作るときの採寸等に使っているので汚いがご容赦を。
先ずは正面
表面に出る分割線が少ない分、22の方が綺麗に見えるかなぁ
サイド
骨って意味じゃ確かに22の方が素晴らしいのだけど、関節が目立つって意味じゃ22は酷いかな。以前も書いたけど軸穴を表面に出すってのはだめだと思う。あと関節自体が大きくなっているので造形以前に目立ちすぎに感じる。
ヒジを折った状態
多くの人が24のこの折った状態が気になっていると思う。これについては後述する(・ω・) 24の方は隙間がなくなった分、綺麗なんだけど段になっているのがなんか気になる。
で、オビツ24のヒジ関節は引き出せる。
ちょっと硬いが抜いてシリコンスプレーでも塗っておけばスムーズに引き出せる(・ω・)
そしてヒジを折って見ると
こうなる(・ω・) オビツ22より綺麗だと思わん?
で、この肘関節を外して分解すると
矢印の軸が回転を制限する役割を担っている。これをニッパーやカッターで切飛ばす。
すると制限が無くなり、ここまで曲げられるようになる。
この制限を解除してヒジを引き出し、折ると
こうなる訳だ(・ω・)
実際人間の手はこのくらい曲がるし、ポージングには欠かせない。22の関節は前腕がメスになりヒジ関節を挟むようにして回転するため、軸穴が目立つ点と回転用の溝が目立ちすぎると思うんだ。22は確かに骨と筋肉を上手く再現してると思うんだけど、機械的な部分が目立つのは気になるかな。
ドールにおける関節可動域と造形美の同居はかなり難しいと思う。実際にアゾンのエモーションは関節可動域を重視した結果、造形としては不評を買い、見た目を重視したバージョンを開発することになっちまってる。ボークスのDDは関節可動域って意味じゃ糞だけど見た目は本当に綺麗。逆にオビツ1/3は関節可動域は最高だけど見た目酷い。関節可動域と造形美のバランスってすげー難しそうだよね(・ω・)
22はこれでいくだろうし、開発中の26もおそらくは22を踏襲するのだと思う。好みも有るし考え方は人それぞれだけど、俺はあまりヒジを出す服を作らないってことも有り、ならば加工&引き出しができる24の方に利点が有るかな。
てなとこでおしまい
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