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猫さんと積丹ブルーの旅

7/4、黒猫さんと積丹に行こうとしていたのだが、あいにくの悪天候で近場の海でお茶を濁した。そのお詫びということで7月最後の31日、黒猫さんを積丹半島までのドライブに誘った。

ただ、地元付近は雨まじりの悪天候。でもまぁ積丹は100%晴れの予報だったので、大丈夫だろう。

 

この日の日の出は4:30頃だったが、山は少し遅いのでまだ薄暗い。つーか俺の袖、綻びが有るな(;´Д`)

 

羊蹄山ビュースポット。うん、いい朝だ。こういう朝が大好き。

 

牛さんがダラ~ンとしていた(・ω・)

 

ワンピースを作ろうと思っていたんだけど、先週はちょっと忙しかったのとモチベーションが上がらず、前回と同じワンピースで我慢して貰った。そのかわり、バッグだけ簡単にだが作ってあげた。

 

浴衣に使おうかと買っておいた夏柄の生地で作ったバッグ。

 

うん。実は前日の夜、楽しみすぎて眠れなかったのと逆流性食道炎、いわゆる胸焼けが酷く、吐き気で何度か起きてしまった。まあでも車は車中泊仕様のままだし、眠ければ寝られるしね(・ω・)b

 

(*´ω`*)

 

この日は倶知安から稲穂峠を越え仁木町、余市と進んで積丹半島をぐる~っと回るコースにした。

見て判るとおり小樽から近い。千歳空港でレンタカーを借り、千歳空港ICから高速に乗って札樽道の終点、余市で降りたら、あとは信号の少ない海岸線をドライブ出来る。

 

ということで余市。猫さん海だよ海!

「パパ・・遠くにちらっと見えてるだけですよ…」

(;´Д`)

まあほら、すぐ海岸線になるから!

天気も最高だし良い一日になる予感ヽ(=´▽`=)ノ

 

しばらく走りトイレ休憩でセタカムイに寄った。いやーほんと綺麗。

 

セタカムイは1996年に発生した豊浜トンネル崩落事故の慰霊碑が置かれている。ちゃんと手を合わせてから写真を撮らせて貰った。

 

すごい迫力だ(;´Д`)

この余市から続く瀬棚までの海岸線(俺は瀬棚の向こうは走ったことがないので解らない)は、こういう景色に何度も出くわす。本当にすごい。

 

積丹到着!

人がたくさん居るだろうなぁと思ったのだが駐車場には5~6台の車だけで拍子抜けした。この日はまだ歩いたことのない女郎岩までの約2キロを散策する予定だ。

 

7:02

もう随分と気温が上がってきていて暑い。ただ、黙っていて暑いのは堪えるが動いていて暑いのは苦にならない人なので、どんと来いだ!

 

が・・・・

(;´Д`)おい!

灯台すら行けない始末。まじか…そういや今年は熊の目撃がやたら多かったな…仕方ないので、崖を降りて島武意海岸を見せてあげることにした。

 

こんなトンネルを抜けた先が・・

 

積丹ブルーの世界だったヽ(=´▽`=)ノ

この日は風景用としてOLYMPUS E-PL8+9-18mmを持ってきた。OLYMPUSって青が綺麗に出るのよね。D5600+超広角の画角も捨てがたかったけど、長距離を歩く予定だったので重さも考慮した。俺がココに来る前、男性二人が先行していて、1人はすでに降りたようだった。

 

とりあえず展望デッキの方で猫さんを撮ってあげた(*´ω`*)

先の男性1人は下で写真を撮っていたが、展望デッキに上がってきたので猫さんをしまい、風景写真に専念した。軽く笑顔で「おはようございます」と挨拶をしたら「あの、やっぱり熊鈴って必要ですかね?汗」と聞かれた。女郎岩の熊出没中をこの人も見たのだろう。俺は基本、熊鈴を付けて歩く人。

 

いやーしかし素晴らしい。絵の具を垂らしたかのような綺麗な青。これね、写真だと加工されてるように見えてしまうので実際に見て欲しい。本当に素晴らしい色なのだ。

 

そして階段を降りる。高低差は確か120mくらいだったと思う。階段といっても地形に合わせて蹴上がりがまちまちなので、降りるのも結構たいへん。昇るのはもっと大変なのは、前回着たときに体験済。気温のこともあるし帰りに多少の不安はあったのだけど、どうしても猫さんに見せてあげたかった。

 

あまり安全ではない(;´Д`)

 

とりあえず下りは猫さんをカメラに乗せて降りることが出来た。

 

手前に船が見えるが、漁師さんがなにか獲っていた。ウニかなぁ。あんな近場で獲れるんだもの、密猟する人がいるわけだ。

 

随分と降りてきた。すっごい透明度。

 

もうね、絵に描いたような色合いで言葉にならないほど感動する。

 

降りた。いや~これ上がるの大変だろうな…

そうそう、俺の前に降りた男性は俺が降りる前に登ってきていて挨拶を交わしたのだが、汗だくの顔をタオルで拭きながら「いや~これ昇るのきっついね…」と話していた(;´Д`)

 

上からの景色もすごかったけど、下は下でまたダイナミック!そして暑い!(;´Д`)

 

漁師さんは居たのだが、ほとんどこっちを気にすることなく漁に励んでいた。

 

すげー岩山。今でも崩れたりするんだろうな。

 

で、上で会った男性が降りてきたことや、他に降りてくる人がチラホラ見えたので、猫さんの写真を撮るために屏風岩の向こう側へ行くことにした。

 

屏風岩の手前だが、もうね、何これ?って色。間近で見てこの色なのよ。目と鼻の先の水の色がこんな色をしてるって意味わからん。

 

恐らく何度と無く人が通って道っぽくなったのだろう、ココを越えていく。

 

奥に見えるのが屏風岩。いやーもうすげー綺麗だった。そしてココなら猫さん撮り放題ヽ(=´▽`=)ノ

 

そう、もう玉のような汗がダラダラと吹き出していた。猫さん、ここでサンダルを脱いだ。ちなみにホールド型にしたので脱がすのが大変なのだが、ちょっと失敗してバンドが壊れてしまった。家に帰ればすぐ治せるレベルだが、以降はずっと裸足な猫さんになる。

 

足を冷やしてあげたくていい場所を探した。思ったほど無いんだよな。

 

パパも約束を守れて嬉しいヽ(=´▽`=)ノ

 

ねヽ(=´▽`=)ノ

ちなみに上と同じ構図だが、これはF14まで絞った写真。背景までちゃんと写ってる写真もいいよね。天気が良いので、これだけ絞ってもシャッタースピードは1/60秒。手ブレせず綺麗に撮れた。

 

猫さーんヽ(=´▽`=)ノシ

 

ほんと格好いいよね。

 

見たとおり、とても歩き難い。丸い石が多いので、油断するとコロンと転がって転びそうになる。

そして、このあたりで身体の異変を感じた。

胸の右側が痛い。肺かな?と思ったのだが、鼓動がおかしいしどうも心臓っぽい。そもそも右肺は肺葉切除してるので激しい運動は無理なことは理解してる。ただ、今回はそうじゃなく、いやな感じ。痛い。とにかく歩いて階段まで行き、登らなきゃ車に辿り着けない。

 

10mほど進んでは座り、心臓が落ち着くまで休むを繰り返し、歩いた。

 

大丈夫(・ω・)

 

自分の身体より、猫さんに心配をかけてしまったのが心苦しい。

とはいえ、こうして写真を撮ってるあたり、まだ余裕があったと思う(ΦωΦ)

 

あまり見ることのない石垣。すげぇ。

この海岸にはこうした人工物が多いのだが、斎藤家という有名な方のニシン番屋跡地らしい。漁師って海を道として使うから、陸地からアクセスが困難な場所でも住めたんだよな。

 

なんとか階段まで歩き、その斎藤家が建っていたと思わしき石垣の下が影になっていたので、階段に挑む前に長く休むことにした。

 

このとき、家族連れが二組降りてきた。どうやら海水浴に着たらしい。いやお父さん、すげー荷物もって階段降りてまた昇るの?すげー体力だな…

ここを後にしたあと幾つもの海水浴場を通ったがすごい混雑していた。それを思えば、階段の困難さは有るとしても、空いてるここで海水浴を楽しむのは有りなのかもしれない。

 

さて挑むか…かなり休んだし、呼吸も平常、心臓も落ち着いているし、大丈夫だろう。

 

一組は遠くへ歩いていったが、もう一組は真下に陣取ったらしい。お父さんが楽しそうに泳いでいた。

 

いける!と思ったが全くそんなことはなく、数段昇っただけで心臓付近が痛くなる。登ってる最中は息が切れるだけで痛みはそうでもないのだが、止まると激痛が走る。やべぇなぁ・・・と、ゆっくりと歩を進め、細かく休憩を取って登った。

 

近年稀なほどに辛かったが、やはり着て良かったなと思える景色。

 

登りきったヽ(=´▽`=)ノ

あとは平地と下り坂なのだが、ここでも暫く休んで息を整えた。

 

さらば島武意海岸!

 

無事トンネルに入り、途中の自動販売機で冷たい炭酸ジュースを買って車に戻った。ただ、かなり離れて停めていた車の横にはバイクにより掛かりスマフォを見てるヤンチャ系のおじさんが居たので、エンジンを長く掛けていると文句を言われかねないなぁと先ずはここを離れることにした。今の体調じゃ喧嘩出来るほどの元気はない(。-ω-)

 

島武意海岸では動画も撮った。

すげー綺麗っしょヽ(=´▽`=)ノ

 

これは下りで余裕あったとき。

 

ふう…

 

ね。心配かけてゴメンね(;´Д`)

 

それにしても、ここはココで綺麗だった。海水の透明度がすごくてもうなんだろう、色々とおかしい。

ここでしばしエアコン全開で休憩し、このまま積丹半島の海岸線を延々と走って帰ることにした。

 

ん?(ΦωΦ)

どう考えても猫さんの写真が少なくね?と思い停めた旧隧道が見える場所。海岸までは段差が有るし猫さんを撮るのは無理かなぁと思ったのだが、下を見たら残置ロープが(ΦωΦ)

 

降りた(ΦωΦ)

 

ウニの殻がたくさんあった。おそらくウニを獲って食べるために残されたロープなのだろうな。

 

はい(;´Д`)

 

でも猫さん可愛いし綺麗だしたくさん撮りたかったんだよパパ。

 

ウニ居ないかなーと探してみたが、居なかった。まぁ俺はウニ食わないので居ても獲らないが。そもそも密猟だしね(;´Д`)

 

左にロックシェイドが見えるが、あれが旧道のトンネル。塞がれているので通れはしないが。

 

しかしまぁすごい海岸線。車で通っていると気にしないのだが、崖の下を走ってるんだよな。

 

この日の海はずっとこんな色で素晴らしかった。

まぁこんな感じで無理をせず、良さそうな海岸があれば軽く寄っていこうと考えていた矢先、まだ未踏であるあの場所の入り口が見えてきた。

そう

神威岬

積丹岬と違い、ここは入り口ゲート8時から~17時だったかな、時間で閉じられてしまうので、朝の早い俺は開いてるときに通ったことが無かったのだ。これは寄ってみるしかないだろう!ウインカーを上げた。普段、妹たちに気を使って譲ってばかりの猫さんと俺すら初めての景色を一緒に見たいと思ったのだ。

 

ほおおおお。割と人が居る。そして…結構傾斜があるな…

 

だってパパ、猫さんともっと遊びたいんだよ(;´Д`)

車を停めた裏手に誰も来ないであろう小さな展望デッキを見つけ、猫さんを撮った。

 

汗で手がベタついていて髪を綺麗に整えてあげられない(;´Д`)

 

展望デッキから見えた景色はすごかった!

いやー本当に青い。なんだろう、嘘みたいな青。

 

売店も大きい。アイスを食べたいと言っていた猫さんに買ってあげられるかもしれない。車はまばらに見えるが、広いので結構な人出だと思われる。ちょっとコロナが不安だった。新しい不織布マスクを取り出して掛けた。

とりあえず神威岬が見渡せる場所までは歩いてみることにした。

 

ここもかよ(;´Д`)

ただ、入場禁止にはなっていないようだ。

 

150円入れた。こういうのは少額でも必ず入れるようにしてる。

 

うんまぁこういう坂道なら大丈夫だろう。

 

歩いていく人が結構居るなぁ。

 

おおお・・なんか昭和っぽい(゜д゜)

この右側に階段があって展望デッキが有りそうだったので上がってみた。でもその十数段の階段すらちょっとキツかった。

 

確かに展望デッキだったのだが、こんなものもあった。

 

ほうほう…なんか戦争時代の遺物らしい。

 

そして俺は見た・・・

これは無理(;´Д`)

普段の体調なら行けるだろうと思うが、この日は島武意海岸でこりていた。これ歩いていったら絶対に後悔する。

 

遠いな…うん、駄目だ。

 

うん、解ってる(;´Д`)

余談だが、男性が1人きたので猫さんを仕舞い、景色を見ていたのだが、ふと男性の方を見たらドール撮影していた(゚д゚)!

いやー初めて遭遇したよ…アゾン系ドールだったら声掛けていたかもしれない。

 

しかし、すげー綺麗な色だな…なんだよこれ…おかしくね?(;´Д`)

等と感動してカメラを構えていたら、ごっついカメラを持った初老の方が声を掛けてきた。

「いやー暑いねぇ」

「ですねー」

「先端まで歩くのかい?」

「いえ、島武意海岸でちょっと無理をした後なので、ここはやめようかと」

「いやいやあんたそれもったない、島武意海岸なんて話しならないくらい感動するから!特に今日は年に何度あるか解らないほどの最高のコンディションなんだよ。そんなカメラ持っているのに行かないなんてあり得ないよ!」

と捲し立てられた。

「パパ?駄目ですよ?」

ふむふむ。

「パパ?」

うわ!猫さんほらほら!すごいって!

「パパ??」

 

(ΦωΦ)ニヤリ
「パパーーーーーー!!」

まぁ緩やかな坂だし階段じゃないし、無理のないとこで戻るからと猫さんを説得し、歩き始めた。

「もう…」

 

確かにこれは価値が有るわ…すげぇ

 

「パパ!戻ろう!」

「………( ΦωΦ)ヤダ」

「ちょっと!」

「だって猫さんに見せてあげたいんだもの(ΦωΦ)」

「・・・」

とまぁ、そんな会話があったような無かったような、このあとは人がすれ違えないようなほど細い道や、地面にすらついていない足場的なものなど、かなりヤバそうな階段や傾斜のある場所を、半ば意地になって歩いた。

 

とにかく通路が狭く、立ち止まって写真を撮るのも迷惑になるし、そもそも猫さんは出してあげられないのでペットボトルケースの中。歩く意味有るのだろうか?いや先端までいけば猫さんを出せる場所がきっと有る!そこで猫さんの写真を撮ってあげるんだ!という、よく解らない意地の張り方をしたあげく・・・

 

あかん・・・無理や(;´Д`)

ここまで来る間にも随分と休憩をしながらだったし、先端へ続くあの坂道は無理だと判断した。

「ね?パパ戻ろう?猫はパパの身体のほうが心配」

という猫さんの説得もあり、悔しいが戻ることにした。

 

ふう・・

戻るのはとっても大変だった。休もうにも道が狭いので立ち止まれるスペースも少なく、殆どが登りだったこともあり島武意海岸よりキツかった。途中、俺のように辛かったのか、座り込んでいる彼女を仰ぐ彼氏といったシーンを三度見かけた。辛そうにタオルをペットボトルのお茶で濡らし、額に当ててしゃがんでいる人や、「いやこれ無理だろう?戻るべー」とUターンする人など、俺に限らずかなり厳しいコンディションだった。帰宅後に知ったのだが、この日は40度近い気温だった地域もあるらしく、とんでもない夏日だったらしい。

ここからはずっと下りなのだが、それでも途中で何度か休憩し、自動販売機でジュースを買って車に戻った。

あとはもう走って帰宅するだけにしよう。

「うんうん、猫もそれがいいと思うです」

 

「ちょっとパパ!いい加減にして!」

「( ΦωΦ)ちょっとスカートめくれてた」

凝りないのがパパのいいところ。

 

廃トンネルが見えたのでどうしても寄りたくなったのだ。車通りも少ないし、廃道はゆっくり歩けるしね。

 

うん、解ってるのだけど、いつも我慢して貰ってる猫さんに少し負い目もあったので、可能な限り寄り道をしてあげたかったのだ。

「さ、パパもう帰りましょう!」

渋々と車を走らせた。

青い海を眺めながらの海岸線ドライブはとても楽しく、嘘のように綺麗な海に感動しっぱなしだった。本当に良いコンディションだったと思う。

 

「ココに寄ろう(ΦωΦ)」

「ちょっとパパ!」

 

はい(;´Д`)

でもここ、ただの道端だしね♪

 

そうそう、田舎故になかなかお店が無く買ってあげられなかった。

 

冷たくて美味しかった(*´ω`*)

 

その後は特に寄り道もせず帰った。途中、きのこ王国に寄った(いやそれ寄り道じゃね?)のだが、猫さんも行きたいというので腰にペットボトルケースを下げて店内に入った。観光地価格なので何を見ても高く、それほどお腹が空いていなかったことや、前夜に買っておいたパンがまだ残っていたので何も買わず店を後にした。

 

随分と無理をしたような気がするが、これといって疲れは感じていなかった。おそらく体力不足ではなく、暑さで過呼吸気味だったのだろう、書いてる今気づいたのだが熱中症の初期段階だったのかもしれない。

猫さんには心配を掛けてしまったが、それでも初めての場所へたくさん連れていってあげられて良かった。猫さんもきっと喜んでくれただろうと思う。6人のローテーションなことや、あいか、ぽんちゃん、愛ちゃん、姫ちゃんの妹チームに譲って貰うことが多く、割合的にドライブに連れていくことが少なくなってしまう猫さん姉妹、特に黒猫さんは申し訳ないレベルで遠出していなかったので、今回は本当に良かったなと心から思った。

この子はとある意味で特別な子。一番最初に外に連れ出した子でもある。前回の天気が悪かったのは、この日のためだったろう。大変な思いはしたが、それもまた猫さんとの良い思い出になるだろうと思う。

ありがとう黒猫さん(*´ω`*)

 

おしまい。

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