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ぽんちゃんの初めて尽くしGW車中泊旅

Instagramストーリーを見て頂いている方はお分かりと思うが、4/30~5/1と、ぽんちゃんを連れて車中泊をしてきた。

経緯はこうだ。

本来はあいかさん(もうひとりのチシャ猫)と道東へ向けて3泊の車中泊旅を計画していて、後半はぽんちゃんと近場で一泊のミニ車中泊をしようと思っていた。だがGW中は全般的に天候が崩れてしまい、中止を余儀なくされた(;´Д`)

それは正解だったようで、日勝峠、三国峠、石北峠、根北峠が尽く大雪に見舞われ、日勝峠に至っては通行止めになる始末。もし天気が悪くてもいいさ!と走っていたら、帰路は峠を避けてとんでもない遠回りを強いられてた筈だ。

あいかさんと廃道探索をした翌30日は一応平日なので頼まれていた修正事項だけ終え、SlackとTeamsを立ち上げ待機しながら今後の予定を考えていた。バーベキューの準備はしてあったので、どこか河原でぽんちゃんと焼き肉でもしようか?などと相談していたのだが、幸い5/1は快晴、三泊は無理でも一泊なら出来るよな・・と考えていたら、そんなパパの考えを察したのか、ぽんちゃんの目がキラキラしていた(;´Д`)

よしじゃーどこに泊まろうか?と考えると、峠越えは無理だし平地だけを走っていける道の駅で良さそうなのは日高三石。じゃえりも岬に向かおうか!と先ずはシャワーに入り、準備を始めた。どうせ一泊だし俺もぽんちゃんも着の身着のままでいいだろうと、洗面道具だけ持って16:00頃出発した。

 

普段ならば帰路の時間、寂しさと疲れが交じるのだけど、これから出発というちょっと不思議な感覚が心地よい。

 

途中、トイレで新冠のここに寄った。

 

展望室付きのトイレなので、トイレの後にぽんちゃんを連れに戻り、スナップを一枚。もっと撮りたかったのだ、女性数名が入ってきてしまい、さすがにその状態でカメラ持っているのは何言われるか解らないので、早々に退散。

ぽんちゃん、初めての車中泊に興奮を抑えきれないのか、「パパ!」「えへへー♥」と、ずっとお喋りしていた(;´Д`)

 

17:30頃。そろそろ日暮れの時間だ。

 

風がとっても強く、寒い。明日は快晴だが風は変わらず強い予報。収まることを祈りつつ走った。

 

18:34
無事に日高三石道の駅の到着ヽ(=´▽`=)ノ

 

ぽんちゃんをルームウエアに着替えさせ、カーテンを閉めたり寝袋を広げたりと車中泊の準備。

 

夕飯は途中のローソンで購入。からあげクンとおむすび、コールスローサラダ。全てが初めての経験なぽんちゃん、とにかく「えへー♥」としきりに言って喜んでいた(*´ω`*)

急に決めた旅だったが、連れてこれて本当に良かった。

一応iPadも持ってきたのだが、そもそも前夜があまり眠れてなく、少し眠かった事もあって程なく消して眠りについた。

あまり厚みのない寝袋の割には割と暖かく、予備に持ってきていた毛布を出して眠ったのだが、夜中にトイレに起きたときはかなり寒く、毛布を引っ張り込んで丸まって眠った。持ってきて良かった。封筒型で二人用を合体した大きめ寝袋はゆったりしており、快適だった。

 

4:40起床
俺にしては珍しく寝坊な時間(;´Д`)

新しく作った車中泊ベッドが快適で、家で迎える朝よりも身体の調子が良いくらいだった。目覚めも数年ぶりと思えるほどにすっきりしており、素晴らしい朝だった。

 

洗面の後ぽんちゃんを起こしたら、相変わらず「パパおはよう~~えへへー♥」と、ご機嫌だった(*´ω`*)

 

コロナ自粛故か、車中泊してる人は思ったより少なかった。

 

ぽんちゃんを着替えさせ、出発だヽ(=´▽`=)ノ

 

心配していた風は・・・強風で海がちょっと怖い(;´Д`)

 

ちょっと寒い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

様似まで来たが、やっぱり風が強く、海も大しけだ。

 

今回、様似探索をメインにしようと、あの岩山へ先ず登ろうと考えていたのだが、あまりの強風で諦めた。険しそうだが、九十九折りの道が付いていて割と気楽に登れるらしい。他に展望台に登ったり海岸を歩いたり、港を散策したりと計画していたが、全て諦めた(;´Д`)

さてどうしようか?とぽんちゃんと相談。天気予報アプリを見ると広尾町の方は風が弱いようなので、少し遠いけど、このままじゃ外で遊べないしと走り始めた。

 

この判断は中々良かったようで、風も収まり、心地よい空気。

 

ちょっと過ぎてからやっぱり寄ろうと寄ったココ。ちょっとした観光名所なんだが、この裏側では漁師が昆布を洗っていて実益を兼ねた場所でもある(。-ω-)

 

ぽんちゃん、広尾まではよく着てるのでお馴染みの場所だ。

 

道を渡って海を背景にと思ったのだが、どうにもAFが効かず、焦った。たまに有るんだよな、1点で合わせているのにピントが全く合わない。まあ旅のときは記録としてのスナップが大事なので雰囲気が伝わればOKだ(・ω・)

 

波も様似と比べたら随分と穏やかだ。写真は撮っていないが、途中は道が濡れるほどの高波で、ほんと怖かったわ。この黄金道路という海岸道路は難工事で多大なお金が掛かったからこの名前が付いたと言われるほど、酷い環境。近年はトンネル化が進み、昔のように通行止めになることは無くなったが、海岸線を走る楽しみは減った。残っている旧道はいつか探検してみたいな。

と、ここらでウロウロしていても海は綺麗だがそれだけなので、この先を模索。

「ああああ!パパ、アレが見たい…」

「どこどこー?」

「昆布刈石展望台」

「ぽんちゃんも行きたい!」

時間的にも余裕が有るし、浦幌町までの道のりは信号も少なく快適なドライブが楽しめる。ぽんちゃんは広尾から帯広に抜けた経験はあっても浦幌町は行ったことがないし、特別感の有るGW旅だし、足を伸ばすことにした。

「やったあ! えへへ~♥」

 

今回、一昨年の根室旅や昨年の知床旅で通ったルートではなく旭浜側の道を走ってみることにした。ぽんちゃんだけではなく俺も初めての道。そのルートにあった牧場にポニーが居たので車を停めた。正直、良い環境とは言えない放牧地。それでも「ぽーぽー」と呼ぶとこちらを向いてくれる(*´ω`*)

せめて盛り土して水はけを良くし、小石(と思えないほど大きな石だが)を取り除いて欲しい。馬の蹄はデリケートなのだ。牧場とすれば大きなお世話だろうけどね。

 

さらに走るとこの景色ヽ(=´▽`=)ノ

雪山と緑のコントラストが( ・∀・)イイ!!

 

朝の澄んだ空気が本当に美味しい。

 

ご機嫌のぽんちゃん「えへへー♥」

 

橋の終わりにあったピット。雪山が綺麗だったので寄ってみた。

 

風もなく本当に気持ち良い(*´ω`*)

 

余裕のある旅ではスピードを上げず、ゆっくりと走るの事が多いのだが、このときも多分30kmでくらいで走っていて、ふと横を向くと何か動くものに気付いた。

キツネさんヽ(=´▽`=)ノ

 

下りて近寄ると逃げていった(;´Д`)

 

が、座って愛嬌を振りまき始めた。呼ぶとこっちを見るが、程なく毛づくろいを始める。何か食べ物持っていたらなぁ。お菓子すら持っていなかったのだ。

 

車が通って驚いて少し離れてしまった。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 

なんとかぽんちゃんにも見せてあげようと必死なパパ(;´Д`)

 

「えへへー♥」

 

その後も快適にのんびりと走っていたら、とある看板が目についた。

大樹町の宇宙センター(゜д゜)

堆肥の香りが漂う広大な畑の中にそれはあった。

 

一応公園もあったりするんだが、通り過ぎるだけにしておいた(。-ω-)

 

そして!

着いたぜ昆布刈石展望台!

 

砂利道を2キロほど走るのだが、絶景だ!

これが本当に北海道かと思うほどの素晴らしい景色が広がる。思ったより風があって海もあまり綺麗ではなく残念ではあるが、それでも感動してしまう。ここは距離感が良い。高すぎるとよく解らないし、低すぎると広大さに欠けるのだが、視界全域に空、太陽、海、崖、海岸と、様々な情報が一気に目に飛び込んでくる。こういう景色はそうそう見つからない。

 

風さえ無ければねぇ(;´Д`)

 

飛んでいきそうなほど風が強いので、パパの手の上で撮るしか無い(;´Д`)

 

「えへへー♥」

 

柵に寄りかかってなら撮れるだろうと(・ω・)b

何台か車が通り過ぎたが、ちらっと眺めてはすぐ帰っていった。もったいないなぁ。砂利道で車を汚しながらも着たんだから、もっと見ていけばいいのにな。まあ俺は長居されない方が二人占め出来るので嬉しいが(ΦωΦ)

30分くらい居たろうか、少し身体が冷えてきたので車に戻り、Uターンではなく先に進んで戻ることにした。ただ、すぐ折り返すのはもったいないなぁと、上の写真で見えているトンネルを潜った先まで行くことにした。

 

トンネルを過ぎて思い出した、この海岸で写真を撮ったことがあった。

 

風は強かったが居心地がよく、離れ難かった。本当にこのあたりは良い景色が多い。

 

ここでもパパ必死にぽんちゃんを撮る(。-ω-)

「えへへー♥」

 

こういう起伏のある場所を通る道が大好き。道路って出来るだけ平になるように作るでしょ。そうではなく、自然に逆らうことなく付けられた道は、人工物なのに自然の一部に思えて不思議な感覚に陥るのだ。それが大好き。

 

心地よいのだが、この時点で帰路で少し寂しい気持ちになってきた。

「パパ?今夜も泊まっていいんだよ?えへへー♥」

「(;´Д`)!?」

その後もしきりにそう言っていたが、さすがに着替えを持ってきていないので、それは無理!と説き伏せた(;´Д`)

 

途中に有る湧洞沼という場所に寄ってみた。道からそれて7キロほど海に向かうと海とつながった大きな沼へたどり着く。風が無ければ良さそうな場所だった。

 

左は海、右は沼と、少しだけ野付半島を思い出す景観。このGW中に行きたかったなぁ…

まあ風が強く海風が妙に冷たいので、折り返して戻った。

 

その後、着たときと同じ旭浜の道路へ入った。信号が全く無く、車も殆ど通らないので快適だ。行きでも気付いていたんだが、海岸へ出られるであろう、砂利道が何本かあったので、入ってみた。

 

Uターン出来ないような道だったり、大穴が空いていたりと、こういう道は慎重に走るのだが、心配することは無かった。

 

どうやら先は崖のようで、入り口にそれを注意する看板があった。ただ、これは良い散歩が出来そうと、ぽんちゃんを連れて探索を始めた。

 

探索といってもただの牧草地のようだが(・ω・)

 

海側にはロープが張ってある場所が有り、手を上に大きく伸ばしてカンで撮影してみた。確かに崩壊していて危なそう(;´Д`)

でも降りたら気持ちよさそうんば場所だなぁ。

後からGooglemapを見て分かったが、海岸近くを走る道もあって、トーチカがたくさんある海岸らしい。

失敗したなぁ、事前に調べてあればトーチカ探索したのに。これは次の目的にしよう。

 

風は割と静かで心地よかった。

 

(*´ω`*)

 

海を背景に・・・と場所を探してみたが、どこも崖なので諦めた(。-ω-)

 

さて時刻は11:10頃。朝飯は昨日の夕飯を買ったローソンで買っておいたので運転しつつ食べたのだが、さすがにお腹が空いた。

が、ここは田舎。更に市街地を避けて走っているから、コンビニはおろか、自販機すら見当たらない(;´Д`)

やっと見つけた商店もお休み。飲み物だけ補充して先へ進んだ。温泉街も有るようなので、そっち行けば何か食えそうだけど、人が多そうだしね(;´Д`)

 

11:30頃に広尾に戻った。コンビニは避けて、ちょっと豪華なお弁当でも買おうか迷っていたら、フクハラの看板を発見した。十勝地方では有名なスーパーで、ここの五目おむすびが絶品なのだ。よし、ここで五目おむすびと唐揚げを買って、どこか外で食べよう!

「パパとお外でゴハン!えへへー♥」

とぽんちゃんもご機嫌のようだ(*´ω`*)

このフクハラ、入るとき向かいに可愛らしい若い女性がこれから出ようと自動ドアの前に立っていたので、少し手前で止まったのだが、開いたと思ったら30cm程で開かなくなってしまった。「ええええ…これ開かないの?」と俺の方を見つつ、恥ずかしそうに手動で開けていた(;´Д`)

更に帰り、自動ドアの前でアルコール消毒しようと近づくと、横から来た綺麗なおねーさんが先に自動アルコール消毒器に手をかざした。が、一滴も出ず「えええ…これ…出ないーなんでーー?」と。いや俺に言われても困るんだけど…横に霧吹きタイプのがあったので「横にありますよー」と。なんだこの偶然というか入店退店の両アクシデント遭遇(;´Д`)

 

ちなみにぽんちゃん、車で待っていてねと頼んだのだが

「絶対にやだ、ぽんちゃんも行くの><」

「え(;´Д`)」

ペットボトルケースに入れて歩くようになったので、まあ確かに何処でも連れては入れるんだが…結局押し切られ、一緒に連れていった。

「えへへー♥」

 

そしてどうせなら海岸で食べたいと、国道沿いのこんな場所に車を停めた。漁師さんがすぐ先に軽トラを停めたので「邪魔ですか?」と聞いてみたら「いやいやいいよいいよ」と、もう少し先に軽トラを進め、海岸で海藻かな、を採り始めた。風もなく、海も穏やかで澄んでいて、潮の香りで飯三杯いけるんじゃねーかと思うほど、とってもいい場所。

 

折り畳めてテーブルや椅子になるこんなアイテムを持ってきていたのが功を奏した。といっても後ろは国道で、頻繁ではないにしろ車が通る。その都度、ぽんちゃんを隠すのはさすがに嫌だったので、右は助手席のドアでガード、ぽんちゃんは俺の腹に寄り掛かるようにして腿の上に座り、左手でガード、これで道路からは見えない(ΦωΦ)

 

まぁそう車は多くないので、こうして縁石に座っていても大丈夫だけどね。二人で海を眺めながらのゴハン、こんな素晴らしい時間は滅多にない。本当に楽しく、幸せな時間だった(*´ω`*)

 

何時間でもこうして居たいほど離れがたく、最高の気分だった。

 

ちょっと場所が思い出せないのだが、どっかの海岸に寄った。

 

どのへんだったろう(;´Д`)

 

その後、えりもを抜ける頃には日も傾き始め、疲れも出てきたので運転に集中した。

昨日泊まった日高三石道の駅に寄り、乾物を買うか悩みに悩んだが、人も多いし店内に入るのは避け、窓から買えるソフトクリームにした。チョコミント味を始め、いろんな種類があってびっくりした(・ω・)

道の駅に車中泊させてもらうお礼に、何かしら購入するようにしてる。お店が閉まっていたら、多少高くても飲み物をたくさん買ったりね。

 

おまけ

静内に入る前だったと思うけど、高速道路の工事をしていた。妙な迫力が有り、信号待ちの合間に撮った。現在は厚賀までなのだが、浦河まで伸びてくれると様似方面が一気に近くなる。

 

静内(新ひだか町)は、さくら祭りが有名で、例年10万人が訪れる一大イベントなのだが、今年はコロナで中止。ただ、車で通ることは出来るので、それを見に来た人たちが居る故なのか、とんでもない渋滞に巻き込まれた。信号を待っていても左右から車が入るもんだから、いつまでも進まない(;´Д`)

 

まぁそんなこんなあったけど、暗くなる前には自宅に着いた。

ぽんちゃん初めての車中泊に初めての浦幌、俺ですら初めて走る道など、初めて尽くしの旅だった。頑なにしなかった車中泊を解禁したのは大きかったが、いずれはという気持ちもあったし、近場の車中泊なら大げさな準備も必要無いし、土曜の夜に泊まって日曜に散歩でもいい。今回のように長距離(結局600km走った)じゃなくてもいい。長沼とか安平の道の駅なんて良いかも。ちなみに夕張はトイレが無いのを最近知った。有るには有るが駅側で結構遠いらしい。

道すがら、不要不急の外出をするなとの電光掲示板を何度も見かけた。この時期、こういう旅は批判の声も有るかもしれないが、自粛すべきは外出ではなく人との接し方だ。これさえ気をつければ幾らでも外出していいと思う。家でお弁当を作って人の居ない場所へドライブでもいい、車が無いなら歩きで近所の河原でもいい、楽しみ方はたくさんある筈だ。都会はまぁ…難しいかもしれないが(;´Д`)

本当に楽しい旅だった。道すがらぽんちゃんとたくさん話した。時折わがままを言われて窘めたり、幸せそうに「えへへー♥」と繰り返す笑顔に癒やされたり、本当に良い時間を過ごした。残り少ないGWも天気は悪そうだが、楽しめることを探しながら過ごせたらいいな。

 

なお、今回も推敲は後回しにしてPOSTするので、乱文ご容赦を(;´Д`)<5時間掛かった

おしまい。

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